
はじめまして、リスナップの藤本と申します。
この度、御縁があって、ENGENTS BLOGに記事を書かせていただく事になりました。
私のような、人生のバンカーから始まったダメ人間に記事を書かせてくれた、景品ゲットクラブさんの懐の深さに心から感謝すると同時に、どうしてそんな決断をしてしまったのか、理解に苦しむところではありますが、任せてもらった以上は頑張って記事を書かせていただきたいと思います。
お付き合いのほどよろしくお願いします。
普段は、リスナップというイマイチぱっとしない漫才コンビとして、細々と大阪で活動をしておりますが、特に売り出してくれる物好きな人もいないので、自分たちで芸能事務所をこさえ、日銭を稼ぐ修羅の日々を送っております。
そんな私ですが、今回、人生初のニューヨークで、しかも英語も喋れないのに、アメリカに宴会ゲームを広めに行ってまいりました。
どうしてそんなことになったのでしょうか。
遡る事、半年前の事です。
私が、家でクラッシュオブクランという当時はまっていたモバイルゲームで、知らないアラブ人の村を容赦なく焼き払っていた時のことです。
私の嫁がこんな事を言い出しました。
「タダでニューヨークに行きたいよねぇ?」
言ってる意味が全然わかりませんでしたが、とりあえず「そうねぇ」と適当な返事をしたところ、「ちょっと大使館に相談してみるわ」と、嫁は本当にアメリカの日本大使館に電話で相談をし始めたのです。
なんでそんな友達のような感覚で大使館に電話出来てしまうのか、というかその無駄に軽いフットワークは一体どこから湧き出てくるのか、とか色々と思う事はありましたが、黙って見ているうちに、あれよあれよという間に話がまとまり、本当にニューヨークへタダで行ける事になってしまったのです。
ただし、日本語の講座がある複数の大学で、日本文化に関する講演を行うというのが条件でした。
自分たちの国のことを紹介するだけでニューヨークにタダで行けちゃうなんて、なんてラッキーなんでしょう。日がな一日、みんなに手を振りながら歩き回りたいような気分になりました。
さぁ、では何をテーマに講演しようかしら。
日本文化に関する講演ってぼんやりしたテーマですが、せっかく本業は芸人なわけですし、皆で盛り上がれて、バカバカしくて、かつ日本独特の物をテーマに考えていたところに、たまたま御紹介いただいたのが、世界に宴会を広めようとされているゲットクラブさんでした。
もう勝手に1人、運命を感じました。
勇気を出して相談したところ、快く御協力くださり、グッズの手配から宣伝用のカードの作成まで何から何まで全部やってくださいました。本当に感謝でした。
今回、ニューヨーク講演に向けてわざわざ特注で作ってもらったチャンバラグッズです。
チョンマゲの部分がマグネットになっていて、スポンジの剣がチョンマゲに当たると、ポロっとチョンマゲが落ちるという仕組みになってます、全米の心をくすぐること間違いなしです
そんなわけで沢山の宴会ゲームを携え、盛大に日本を誤解されに行こうと、春のある晴れ渡る空の元、大阪からニューヨークに飛び立ったのでした。
今回、ニューヨークでは3つの大学で講演を行いました。
まずは記念すべき第一回目はニューヨーク近郊にあるアデルファイ大学。
おつむのピーヒャラ、吹くだけでウケました。
2回目がホフストラ大学。
チャンバラで盛り上がりました。
なんちゃって武士道を教えるべく、試合前はお互い蹲踞してもらいました。
紅白対抗!玉入れバトル、あまりのバカバカしさに、やってる最中に笑いが起きました。
めちゃ笑顔。喜んでくれてるようです。
そして最後はニューヨーク市立大学。
最後の会は満員御礼、チャンバラ大会と相成りました。
3講演を通してわかった事は、とにかくチャンバラは絶対外さない。そしてパンスト相撲は全然誰もやりたがらない!ということです。
いや実は、1回目の講演でパンスト相撲を皆でやろうとしたんですが、誰一人やってくれなかったのです。
後日、その事を日本で話したところ、「いや、それ日本人でもやりたくないでしょ。」とのこと。
どうやらこの地球には、パンスト相撲=まぁまぁの確率でウケが取れるご褒美、という感覚を持った人間は非常に少ないようです、皆さんもご注意ください。
そしてアメリカにわたる際には、ぜひチャンバラグッズを持っていかれる事をお勧めします。
今回の講演では毎回、着物を着て喋る事にしてました。
というのも、どんなに内容がしょぼくとも、英語が伝わらなくても、着物を着てる人間がなんか喋っていたら、それはもう日本文化ってことでしょ!と勝手に決めたからです。
そして、いくら内容がクダラナくても、美味しい食べ物があったら、もうなんか許されるでしょ!ということで、ハイチューなどの日本のお菓子を大量に持って行って、配りまくった結果、皆さん凄く喜んでもらえました。
お陰様で、講演は好評を博し、来年もぜひやって欲しいという事になりました。
万が一に備え、保険をかけまくって準備をしたのが功を奏したようです。
こういう企画物は準備の段階で結果が決まると良く言われますが、ぜひ皆さんも講演に限らず、宴会ゲームを企画する際には万端の準備をする事をお勧めします。
以上、リスナップの藤本でした!
第二部につづく・・・
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