お笑い芸人が語る、忘年会・宴会での司会テクニック!
- 2024/7/1
- ノウハウ
どうも、はじめまして、漫才コンビ、リスナップの藤本と申します。
この度、ゲットクラブマガジンさんにて、不定期ながら、記事を書かせていただくことになりました。
まずは、お前誰やねん!と思う方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介させていただきます。
我々リスナップは、大阪を拠点に活動をしている11年目の漫才コンビです、はいもちろん売れておりません、もう全然。
大阪と言えば、吉本さんや松竹さんを皆さんは思い浮かべると思いますが、我々は自分たちで会社を立ち上げ、自分たちで営業し、そして漫才や司会、ラジオ番組等をして日銭を稼ぐという修羅な世界で生きております。
売れてない割には、年間約400ステージほど仕事をさせていただいておりますので、そこで得た経験を元に、会社の宴会や忘年会等で役立つ司会のテクニックを書いていきたいと思っております。
皆さんのお力になるかはわかりませんが、何かの参考にしていただければ幸いです。
1、まずは大事のなのは、司会としての心得
時々、知人や友人から「今度会社の司会を頼まれたんだけどどうすればいいの!?」なんて相談を受けることがあるのですが、まず一番初めにアドバイスする事は「そんなに難しく考える必要はない!」ってことです。
ネットに溢れる司会ノウハウの記事なんかを見ていると、「最初のツカミが重要!」とか「ウケを取らなければならない!」とか色々と書いてあって、上手くやらなきゃいけない!って気持ちが先に立ってしまう方が多いのですが、そんなことはありません。
第一、上手い司会や、面白おかしい司会は、プロでお金をもらってる人たちのやることで、皆さんが宴会や歓送迎会の司会をするという事に、頼んだ上司や同僚の方からはそこまでクオリティは求められてないってのが実情ではないでしょうか?
なので基本は、「大きな声で、はっきり、明るくやる」これだけで大丈夫です。
もちろん、面白おかしい司会が出来るにこしたことはないですが、あくまで基本が出来た上でのオプションになるので、最初はそこまで考えなくていいと私は思います。
司会は、場の進行を進めるためのナビゲーターであり、司会が一番目立ってるというのはあまり良い事ではないと思います。
2、どうしても笑いがとりたい方へ
笑いを取るというのは、我々お笑い芸人でもなかなか難しい事です。
年間400ステージ舞台に立っていても、滑るときは滑ります!しかも、しっかりめに!
なので、下手に笑いを取りに行くと返って白けた空気を作り出してしまう可能性もあるわけなんです。
ですが、やっぱり何か1つ、笑いを取りたいという方の為に、アドバイスをするとしたら、なるべく参加者のわかる「身内ネタ」を入れるという事です。
歓送迎会でしたら主役の方や、挨拶をされる上司の方をネタにするとウケがとりやすいように思います。
また普段思ってる会社の不満や、おかしいと思ってる事などをネタとして入れると「よく言ってくれた!」みたいな共感の笑いが起きやすい。
我々リスナップも、結婚式で漫才をしてくれ!なんて言われることが時たまありますが、ネタは必ず主役の二人を題材にします。
なぜなら、その二人をよく知る参列者からすれば「あぁ、そんな事あったねぇ!」という共感が得られやすいですし、またネタがそんなに面白くなくても、ネタの題材が主役の二人であると「この二人の内容で滑らせてはいけない!」という参加者の優しい気遣いが発生し、概ねよくウケるんです。ある意味、二人は人質ですね。
逆にあまりお勧めしないのは、立場が下の方を執拗にいじったりするネタや、下ネタですね。
いじりネタや下ネタは高等なテクニックが必要ですし、なかなかさじ加減が難しいのです。
見せ方によっては下手すると、パワハラ・セクハラなんてことにもなりかねないので、止めておいた方が無難でしょう。
まとめ
とにかく司会は安全第一、下手なことはせず、はっきり、明るく、大きな声でまずはきっちり進行をする。
そして何度か経験を積んで慣れてきたら、身内ネタを織り交ぜながら「最近、お子さんが生まれたばかりで絶好調!毎日お子さんを高い高い、年収は低い低い、〇〇さんより乾杯のご挨拶いただきたいと思います!」なんて言い始めたらきっと盛り上がること間違いないでしょう。
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